いじわるなパール
書籍紹介
俺を客だと思って、口説いてみなさい
家出をして金もいくあてもない郁実はバイト先にホストクラブを選ぶ。だが適性審査と称し、店長にイカされまくってしまい…?
立ち読み
「や…っ、なに?」
「なにって、お客さまがしたがることさ」
ゾクンと腰にくるような低い声で雅弥はささやくと、オレのジッパーを咥えて、器用にも、チチーッと引き下ろす。
そして、ぽっかりと口を開けたその窓に、雅弥は顔をうずめた。
「ひぁ…っ」
あたたかな唇が下着ごしにオレのものに押し当てられる。そのふにゅっとした感触に、堪えきれずに、オレは声をあげてしまった。
「やだ…、やめて…っ」
雅弥の髪に指をもぐりこませ、引き剥がそうとするけれども、雅弥はオレの抵抗などものともせずに、唇でオレのふくらみを、はむはむと甘咬みしている。
「あはぁ…っ、あぁ…っ」
(だめっ、だめだよぉっ。そこをそんなふうにしちゃ…)
オレは、淫らに息を乱しながら、心の中で叫んだ。
なのに気がつくと、いつのまにか、自分のほうから雅弥の唇に腰をこすりつけてしまっていて…。
(うそっ。困るーっ)
必死で腰を退こうとするのに、他人に唇でしてもらうなんていう…彼女いない歴十六年の男子高校生にとっては超おいしすぎるミラクルな初体験の最中では、どうしたってカラダがいうことを聞いてはくれない。
きっとこのままでは、もっともっと恥ずかしいことになる。
それがわかっているのに、目先の快楽に抗えなくて、オレは結局、雅弥が愛撫しやすいように、ちょっとだけ背伸びしながら、彼の頭に抱きついていた。
「ねぇ…、ホストって、ほんとにこんなことまでされちゃうの?」
「なにって、お客さまがしたがることさ」
ゾクンと腰にくるような低い声で雅弥はささやくと、オレのジッパーを咥えて、器用にも、チチーッと引き下ろす。
そして、ぽっかりと口を開けたその窓に、雅弥は顔をうずめた。
「ひぁ…っ」
あたたかな唇が下着ごしにオレのものに押し当てられる。そのふにゅっとした感触に、堪えきれずに、オレは声をあげてしまった。
「やだ…、やめて…っ」
雅弥の髪に指をもぐりこませ、引き剥がそうとするけれども、雅弥はオレの抵抗などものともせずに、唇でオレのふくらみを、はむはむと甘咬みしている。
「あはぁ…っ、あぁ…っ」
(だめっ、だめだよぉっ。そこをそんなふうにしちゃ…)
オレは、淫らに息を乱しながら、心の中で叫んだ。
なのに気がつくと、いつのまにか、自分のほうから雅弥の唇に腰をこすりつけてしまっていて…。
(うそっ。困るーっ)
必死で腰を退こうとするのに、他人に唇でしてもらうなんていう…彼女いない歴十六年の男子高校生にとっては超おいしすぎるミラクルな初体験の最中では、どうしたってカラダがいうことを聞いてはくれない。
きっとこのままでは、もっともっと恥ずかしいことになる。
それがわかっているのに、目先の快楽に抗えなくて、オレは結局、雅弥が愛撫しやすいように、ちょっとだけ背伸びしながら、彼の頭に抱きついていた。
「ねぇ…、ホストって、ほんとにこんなことまでされちゃうの?」
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