空と海
							
							
								
Side.A
								
							
						
					
										書籍紹介
									
							絶対に離さない
空と海。新学期の朝に出会った2人は強く惹かれあうが、海は恋を禁じられていた。学園純愛物語サイドA。
									立ち読み
								
							
									
						
						「あ……ああ……」
吐息混じりの声を洩らして、海はしがみつくように直樹の腕を掴み、背を反らした。直樹の真下に海の薄く開いた形の良い唇があった。まるでくちづけをねだるように開かれた唇だった。その唇を見下ろして直樹は薄い笑みを浮かべた。
「阿久津さんの仕込み方ってすごいね。ちょっとさわっただけなのに抵抗も出来ないほど感じてる。そのくせ襞は深いし締まりはいい。ぶち込むだけの玩具じゃないってわけだ。知ってる? ここ、使いすぎると襞なんかなくなっちゃうんだってさ」
直樹は食い込ませた指を軽く揺すった。息を飲んで海は首を振った。
「いや……、お願い……」
「何をお願いしてるの? ここをもっとかき回して欲しい?」
乱暴なほどに直樹は指を動かした。海は喉に引っ掛かった悲鳴を発して、直樹の胸にすがるように身をあずけた。直樹は二本の指を海の中につきたてて囁いた。
「欲しい? 海。もっと荒々しくここを犯してくれるものが」
「い……いや……、やめて……」
海の拒否の言葉はほとんど声になっていなかった。
							吐息混じりの声を洩らして、海はしがみつくように直樹の腕を掴み、背を反らした。直樹の真下に海の薄く開いた形の良い唇があった。まるでくちづけをねだるように開かれた唇だった。その唇を見下ろして直樹は薄い笑みを浮かべた。
「阿久津さんの仕込み方ってすごいね。ちょっとさわっただけなのに抵抗も出来ないほど感じてる。そのくせ襞は深いし締まりはいい。ぶち込むだけの玩具じゃないってわけだ。知ってる? ここ、使いすぎると襞なんかなくなっちゃうんだってさ」
直樹は食い込ませた指を軽く揺すった。息を飲んで海は首を振った。
「いや……、お願い……」
「何をお願いしてるの? ここをもっとかき回して欲しい?」
乱暴なほどに直樹は指を動かした。海は喉に引っ掛かった悲鳴を発して、直樹の胸にすがるように身をあずけた。直樹は二本の指を海の中につきたてて囁いた。
「欲しい? 海。もっと荒々しくここを犯してくれるものが」
「い……いや……、やめて……」
海の拒否の言葉はほとんど声になっていなかった。
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