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愛を乞い、恋を奏でる

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書籍紹介

そばにいてほしい。だから、弾かなきゃ──

妹を亡くし、失意のまま引きこもっていたピアニストの紬季。
ピアノを弾くことも、自分自身のことさえもなげやりになっていたが、
押しかけハウスキーパーの真紘は「今日からきみの恋人になります」と世話をする。
自分を罰するために痛みを求めるも優しく抱かれ、そして半ば無理やりに鍵盤に向かわされた。
追い詰められ叩きのめされて、ようやく前を向こうとした。
これからは、真紘のためだけにピアノを弾こうと思った。けれど彼の思惑は別にあり──。

立ち読み

「頼むから……痛く、して」
「心配しなくても、最初はたぶん痛いですよ」
 あたたかな唇が膝頭にキスしてくる。「異物を受け入れるんですから、苦痛です」
「──ほんと、に?」
 ぬめった指が内臓の内側を探っている。痛みはないが圧迫感は不快で、それに少しだけほっとした。本当です、と答えるあいだにゆっくりと抜き差しされると、違和感でぐっと腹が締まって、紬季は逃げるのを諦めた。
 どっちにしろ、たぶん逃げられはしないだろう。それに、逃げたいかと問われたら、逃げたくなかった。どうでもいい。
 どうでもよくなくては、ならない。
 息をつめて真紘の指を受け入れていると、彼は一度動きをとめ、それからゆっくりと手を回転させた。指の腹が上を向き、内壁をさすってくる。
「──っ、あ、ぁっ?」
 ぴん、と神経を爪弾かれたような気がした。じわりと腹が熱くなり、同じ場所をこすられると、ペニスの先まで痺れが走る。
「……っ、は、……なにっ、ぁっ、ああっ」
「紬季さんの身体はとてもわかりやすいですね。音と同じで、素直だ」
「んっ、あ、待っ……そ、それっ……、あ、ぁあっ」
 感じたことのない奥からの刺激に、性器がぴくぴくとうごめく。たちまち硬さを取り戻したその先端からは、いくらもしないうちに透明な雫が膨れて、垂れた。
「っ、うそっ……や、……あああっ、な、にこれっ、……や、……ぁッ」
「前立腺ですよ、聞いたことくらいあるでしょう」
「も、やめろっ、て……ん、くッ」
 聞いたことはあるが、触られたことはない。いじられると快楽を覚えるより先に性器がしなり、たまらない射精感がこみ上げた。出そうだ。出したい。漏らしてしまいそう。
「や、だ、ぁ……っ!」
 無意識にずり上がって逃げようとして、できなかった。ふにゅりとそこを揉みつぶされ、弾けるように射精する。一度目よりも激しく飛び散る放出感がすさまじく、爪先がきつく丸まった。
「──っ、は……っ、……ぁ……っ」
 窄まった穴を、真紘はまだ弄んでいる。襞にくっきりと指のかたちが感じられ、その感触に穴が閉じたりひらいたりしてしまう。まるで快感を喜んで、自ら味わっているかのような動きだった。
 荒い息をつきながら呆然とする紬季を見下ろし、真紘はまた微笑した。
「指を増やしましょうね。大丈夫、中をとろとろにしても、僕のペニスは充分痛いですから」
「……っ、あ、待っ……、ん、ぅーっ」
 二本に増やされた指がいやだと思えたのは、挿入された瞬間だけだった。前立腺を撫でられれば体内は呆気なく熱を持ち、不愉快なはずの異物感は、むず痒い快感にすり替わる。
 真紘はけっして急がない動きで根元まで入れ、同じくらいゆっくりとぎりぎりまで引き抜いた。途中で優しく前立腺を押し上げては、紬季が愉悦の声を漏らすのを確認して、また指を動かす。
 入れて、揉んで、抜いて、入れて、揉んで、抜いて。にちゅ、にちゅ、と音をさせながら繰り返されると目の奥で光が明滅して、紬季は口を閉じられなくなった。
「っ、は……ぁっ……っ、あ……、は……、ぁっ」
 忙しない呼吸が厭わしい。性器は再び硬くなり、反り返るほど勃起していた。つう、と先走りを零すのに、真紘が目を細める。
「痛くないのも気に入ってくれたみたいですね。わかりますか? 中がうねって、僕の指で悦んでる」
「わ……かるわけ、な……っ、ぁ……っ、は、んっ……」
「前立腺だけじゃなくて、奥まで入れても締めつけてくるようになった」
「し、めてないっ……」
 反論しながら、きゅっと尻穴に力がこもるのがわかって、紬季は奥歯を噛みしめた。
「──もう、さっさとすませろよっ……」
「我慢できなくなりました? 素直じゃないおねだりで寂しいですが、仕方ないですね」
 真紘は楽しげだった。指を抜くと、ようやく自分もパジャマを脱ぎ捨てる。
 現れたのは想像よりもずっと逞しい身体だった。細身だがほどよく鍛えられた筋肉がついていて、一瞬、自分の貧相さが恥ずかしくなる。半年前までは見られる身体だったのに、と思いかけて、顔を背けた。
 どうでもいい。もうなにもかも価値はないのだから。
 改めて足をひらかされ、腰を掴まれて目を閉じる。濡れた股間に真紘のペニスがこすりつけられ、初めての感触にぞくりとした直後、ぴったりと窄まりにあてがわれた。
 ぐっと侵入されると、圧迫感だけでなく皮膚が破れるような痛みが走った。痛い、と感じて、紬季はむしろほっとした。
「ん……っ、い、いた……っ」
「痛いでしょうね──とてもきつい」
 真紘も苦痛を感じているらしく、声はやや掠れていた。それでも再度圧をかけて穿たれて、びりびりするほどの痛みに襲われる。
「──っ、い……っ、う……っ」
 裂けそうだ。無理やり入り込む真紘の雄は硬くて、暴力的に熱い。ずずっと進まれると重みで内臓がひしゃげ、胃がせり上がって吐き気がした。
 紬季は夢中で尻を上げた。
「っ、も……っと、はげ、しく……してっ……」
「──紬季さん」
「痛くして……っ、このまま、めちゃくちゃに、していい、からっ」
 ぼろぼろにしてほしかった。傷だらけになって治らないほど血を流して、腐って死にたい。罵って詰って、責め立ててほしい。
「ひどくっ……ひどくしてよ……っ」
 まばたいて見上げると、真紘は眉をひそめた。
「なるほど、それがきみの本音なんですね。複雑な気分です」
「……な、に?」
「きみがこんな顔をするくらいなら──僕は一生、遠くからきみを見ているだけでもよかった」
 独り言めいて呟いて、真紘は目を伏せた。かわりに、ぐっと膝を持ち上げられる。びくりと竦んだときにはもう遅く、ズン、と突き入れられた。
「~~~~っ、ひ……っ、ぃ……っ」
 視界が赤く染まって、全身が冷たくなった気がした。真紘は狭い器官を掘るように、幾度も幾度も打ちつけてくる。
「残念ですが、きみの望む言葉は、僕には言ってあげられません」
「──っ、あ、……っ、う、ぁあっ……、あ、ああッ」
「きみのことが好きなんです」
 突かれるたびににぶい水音がした。結合部はぬるついているのに摩擦が激しく、こすられる感触が神経を焼く。真紘の声は遠く、意味を考える間もなく霧散した。
「いっ……、あ、ア、……っ、あ……っ、……あ、……っ」
 揺さぶられる身体がぐらついて、自分のものではないようだった。目縁が熱い。そこから涙がこぼれ落ちると、真紘は苦しげに動くのをやめた。
「泣かないで。きみがきみ自身をきらいでも──僕は紬季が好きだ」

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