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イノセントな欲情

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書籍紹介

このアルファを食い尽くしてやりたい。

トップモデルのアオハルは極上のオメガだ。
自分の美貌、そして身体を使って己の価値を高め生きてきた。
だが人気デザイナーでアルファの深澤と出会い、今まで感じたことのない衝動を感じる。
潤む瞳に熱く疼き始めた体─
─深澤は平然としつつも、逃れられないほど強いまなざしで見つめてくる。
手を握られただけでこみ上げる快感に煽られ、アオハルは初めてヒートが怖いと思った……。

立ち読み

「──僕に興味を抱いてくださいませんか」
「どういう意味で? 仕事のことで?」
「それも込みで……もしよかったら、僕自身の身体も」
 三日前に発散したとはいえ、ヒートを寸前に控えたオメガのフェロモンは抑制パッチを貼っていても強く香るはずだ。その証拠に深澤は顔を顰める。
 彼がイリエなど比べようのない最高級のアルファであることは触れる前からその匂いでわかる。オメガも鼻が利くのだ。
「あなたについていけば僕はもっと売り出してもらえるんですよね」
「きみ次第だ。俺は確かにきみに強い興味を持っているし、ミューズとしても使いたいと思っている」
 使いたい、そのひと言で腹が決まった。
 ──使ってもらおうじゃないか。たった一年でも伝説になってひとびとの記憶から消えないぐらいの存在に押し上げてもらおうじゃないか。
 そうっと右手を彼の胸にすべらせ、身体を擦り付けた。
「……このままじゃ僕、風邪を引いてしまいます。契約を交わす前に大事なモデルの体調を崩す気ですか?」
「きみも大概だな。どうしたいんだ」
 にこりと笑って、アオハルは彼の胸を軽く押す。そうすると深澤は腕を組み、デスクに寄りかかる格好になる。
 そうだ、これが本来の僕だ。誰よりも矜持が高くて身体を惜しみなく使うオメガ。深澤相手にその力を遺憾なく発揮すれば彼とてけっして無視できないだろう。
「……いまからすることを気に入ってくださったら、契約しませんか」
「きみはいつもこんな形で仕事を獲るのか」
「しません。あなただから。僕の寿命を延ばす魔法をかけてくださるあなただからこそ」
 顔や身体を弄ってでも若く美しくありたいと願うアオハルにとって、深澤はなにをしてでも頼るべき相手だ。
 床にひざまずいても、深澤はなにも言わない。
 祈りを請うように膝にすがり、従順さを示すために顔を彼のそこに押し当てる。
「……そんなことはしなくていい」
「させてください。……したいんだ、僕が。……いま、ヒートが近いから、抑制が利かなくて……」
 少しずつ、少しずつ、ベルトをゆるめていく。バックルを開いてジッパーに指をかけたとき、上から手を押さえられた。
「ほんとうにきみが望んでることなのか? 枕仕事か?」
「僕がそんなことをするふうに見えます? いまの僕は、僕自身で創り上げたんです」
 ──この身体を存分に使って。
 冷徹な目で見下ろしてくる深澤に、ぐいっとうなじを掴まれた。
「自分の意思でしたいと言うんだな」
「もちろんです。……あなた、こういう状況に抗えるんですか?」
「いや、さすがにどうかな。きみ以上に蠱惑的な香りを放つオメガには──出会ったことがない」
「じゃあ、……お試しだけでも。どうか僕を気に入ってください」
 そして、僕の未来を確約して。
 慣れきっているふうには見られたくないから、おずおずとした感じでジッパーを下ろしていく。
 顔を寄せると、濃い蜜のような雄の精臭がする。手のひらをそこにあてがうと、むくりと弾力が感じられる。
 内心笑い出したいけれど、それは最後の最後まで取っておこう。見事ミューズに選ばれ、彼の創造の泉となり、さまざまなアイデアを出してもらってコレクションのラストを飾ったら、そのとき初めて弾けるような笑みを見せよう。
 いままであなたはずっと僕の獲物だったんだ。知ってました、そのこと?
 そんなふうに言ったら、いま眉をひそめている男はどんな顔をするだろう。
 ジリジリと金属が噛む音を立ててジッパーを下ろしきり、前をくつろげる。黒のボクサーパンツの縁を引っ張ると、ビクンと弾むように男根が飛び出す。その勢いで、大きな亀頭が頬を掠めて濡らしていく。
「……あ」
「すまない。ちょっと自制が利かないようだ」
 深澤という尊大な男にふさわしく、それは雄大にそそり勃ち、粘つく先走りを鈴口から垂らしている。太い裏筋が赤黒くバキバキと竿に走っているのがなんともグロテスクなのに、嫌になるほど腰の奥が疼いた。
 なんといってもその濃い精臭に惹かれてしまう。
 ひと嗅ぎしただけで頭が痺れ、この男をしゃぶりたいということしか頭に浮かばなくなってくる。
 ……気持ちよくしてあげたい。
 感じさせたい。僕に夢中になるぐらいに。
 後には引けないという決意を滲ませてアオハルは深澤の肉棒に頬擦りをする。
「……熱い、んですね……」
「興奮してるからな」
 ほんとうに? ほんとうにそうか? 声は平板で、落ち着いた顔をしている。アオハルはこんなにも昂ぶっているのに。
 しかし、確かにその芯は硬く、熱く隆起している。先ほどよりももっと凶悪な角度を保っている。もう少し膝を進めて今度はちゃんと根元から掴む。
 そして口を開き、こわごわとくちづけていく。
 ああ、ほんとうに──嘘偽りなく美味しい味がする。本気の雄だけが出してくれる蜜の味に陶然となり、我を忘れそうだ。
 ビジネスのために口淫を求めてきたどの男とも違う味に、無我夢中になってぺろぺろ舐め回してしまいたい。
 もっともっと大胆にしたいけど、ここで淫乱だと幻滅されたくないから、あえてつたない舐め方にする。試すように舌先で亀頭をツンとつつき、思い切って先端を口に含んでみた。
 ちゅぽっ、と可愛くもいやらしい音がする。
「……その顔は、とてもいい」
 いまの舌遣いはお気に召したらしい。
 深く息を吐いた彼が、やさしく髪を梳いてくれた。
 そのうちとろとろと先走りがあふれて竿を濡らしていくので、耐えきれずに彼の腰にしがみつき、ちゅちゅぷと吸い付く。甘い蜜のありかを探るようにゆうるりと舌を下から上へと這わせることを繰り返し、深澤がグッとうなじを掴んできたことで深く含むことになり、思わず身体を震わせた。
「ん──ッ……」
「きみの口の中は……とても熱い。こんなふうに男を咥え込んで気持ち悪くないのか」
「ん、ん、ふ」
 慣れてるから。なんて言わない。だってほんとうに欲しいから。口腔内を犯す太い竿で息が詰まりそうだけど、唾液と先走りが混ざってじゅぽじゅぽという音が響くのがすごくいやらしいから続けたい。
 十分に濡れそぼった肉棒を愛おしげに頬張り、頬にぽこんとふくらみができると上目遣いに深澤を見上げる。
「ン……はぁ……あ……や、……もっと……」
 いきなり引き抜かれてしまって、口腔内が寂しい。
 こっちから誘ったくせに物足りなさが意識を支配し、みっともなく身体を明け渡してしまいそうだ。

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