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可愛い兄のしつけかた

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書籍紹介

「触らせてやってもいい」って、可愛すぎ。

生真面目すぎて冷淡な兄・雪成と、呑気で少々軽薄な弟・博哉。偶然にも雪成の体の秘密を知った博哉は、からかうつもりで彼に触れる。いつも見下している弟に弄られ惑乱しながらも、雪成は兄としての矜持を守ろうとしていた。その姿にどうしようもなく昂ぶった博哉は、兄への執心を自覚してしまう。一方の雪成も、甘えたようにねだってくる博哉を可愛いと思い始めて……。 

立ち読み

「……わかった。おまえがわからないなら、俺が手ほどきしてやる」
 重々しく、そして高飛車に、雪成が宣言する。
 博哉はまた嬉しくなって、笑った。
「うん。わからないから、全部教えて。──俺が、どうしたらいいのか」
「……」
 そう言ったところで、雪成にはきっとやり方なんてわからないだろう。手ほどきなんてしようもないに決まっている。
 そこをつつきすぎたら怒って立ち去りそうな予感がしたので、博哉は下手に出ることにした。
「また、ここ、触らせてもらえばいい?」
 空いている手を伸ばし、雪成のパジャマ越しに、その胸の辺りへと触れる。指先で雪成の乳首を探してみるが、特に弄ってもいないその場所は、きっと布地の向こうでいつもどおり乳輪の中に沈んだままだ。
「……そ、そうだな」
 触れられて動揺するのを隠そうとしているふうになりながら、雪成が頷く。
 博哉は、そんな兄に向けてにっこりと笑ってみせた。
「俺が上手に兄貴のここ、また出してあげられるように、頑張るから」
 ぽんぽんとベッドの上を叩くと、雪成が意図を察して博哉の隣に腰を下ろした。すぐに、博哉は雪成のパジャマのシャツを脱がせにかかる。
 ボタンをひとつひとつ外していく博哉の仕種を見下ろす雪成の鼓動が、博哉の指先から伝わってきた。緊張か、期待か、不安か。自分に本当は経験がないことを弟に知られるのを怖がっているのは間違いない。その鼓動を押さえるように、雪成がこっそり深呼吸を繰り返している。そんな兄の様子に、博哉はつい顔を綻ばせたくなるのを我慢した。自分だって、緊張している演技くらいしないといけない。
 ぎこちない手つきになるように心懸けつつ、博哉は雪成のシャツのボタンをすべて外し終え、相変わらず突起のない胸に掌で触れた。全体を円を描くように撫でさすったあと、親指で、乳輪の形に添うようになぞる。
「こないだはちゃんと出てきたのに、また、引っ込んじゃったなあ……」
 呟きながら兄の乳首を観察する。雪成も、博哉と同じところを見ていた。そっと様子を窺うと、雪成は気恥ずかしそうな、怯えているような表情をしていた。怖い物見たさで目が離せないのだろうか。
「ごめん、きっと、俺が下手だったからだよな。今日はもっとちゃんとするから……どうしたらいい?」
 訊ねつつ、指は遠慮がちに、雪成の肌へと触れるか触れないかというところで動かす。雪成がもどかしそうに身動いだ。
「も……っと、強く、しろ」
「うん」
 まったく刺激が足りないらしい。兄の命令に従い、博哉は指へと少し力を籠める。それでも雪成の乳首はなかなか顔を出さず、博哉は困ったふりで首を傾げた。
「兄貴の乳首、頑固だなあ」
「おまえが、下手なんだ」
 この間は、すでに雪成自身が弄っていたせいで、すぐに反応したんじゃないの? そう指摘してやってもよかったが、雪成がまるでそれを怖れるように強い口調で言うから、博哉は殊勝なふりで項垂れた。
「……ごめん」
「え」
 謝って指を離すと、雪成が焦ったように声を漏らす。ここで止められては、物足りなすぎて困るのだろう。
「ちょっと触りづらいから、もっとちゃんと触れるようにするな」
「え?」
 状況が把握できていないらしい雪成の腰を強い力で掴み、そのままベッドに引っ張り上げる。自分も床から足を浮かせてベッドに座り直し、大きく広げた脚の間に、すっぽりと雪成の背を収めた。
「うん、この方が、やりやすい」
 博哉の方が大柄なので、雪成はまるで弟に抱き込まれる恰好だ。
 博哉は雪成の後ろから回した左腕でベルトのように相手の腹を固定して、右手の指で、再び左の胸を弄る。
 雪成はされるまま博哉に体重を預けてきた。相手の背中が博哉の腹や胸にぴったりと密着する。落ち着かないようで、雪成はしきりに身動いでいた。
「もうちょっと強い方がいい?」
 肩越しに雪成の胸を見下ろしながら博哉は訊ねる。わざと吹きかけた吐息が耳に当たってこそばゆいのだろう、雪成は首を竦めながらこくこくと頷いた。身震いしたことを誤魔化そうとしているのかもしれない。
「こんな感じかなあ」
 指で、雪成の乳頭の埋まっている辺りをつつく。
「……もっと。そんなんじゃ、足りない」
 まだ遠慮がちな仕種にしていたら、雪成が叱りつけるように言った。博哉は笑いを噛み殺しながら「そっか」と頷き、今度はぎゅっと乳輪を親指と中指で摘まんだ。
「……ッ……ん」
 急に強く摘ままれ、雪成が痛みで声を零す。反射的に博哉を罵倒しようと口を開いたようだが、摘まんで押し出した胸の先を今度は中指でやわやわと撫でてみたら、雪成は結局声を呑み込んでしまった。博哉の腕の中で、その体が小さく跳ねた。
「ん……ちょっと、出てきた?」
 博哉の指の中で、こりこりした豆粒のようなものが少し浮き上がっている。指の腹だけではなく、爪の先も使ってその小さな膨らみに触れると、雪成は少しずつ呼吸を乱した。
「痛い?」
 問うと、小さく首が横に振られる。博哉が見せつけるように何度も指の腹で乳首を叩いてやると、見ていられないのか、雪成が横を向いてぎゅっと目を閉じたようだった。絶え間なく訪れる震えを堪えようとして体が前に倒れていくのを、床に落ちないようにと、博哉が抱き止めた。
 雪成のうなじや耳にかかる博哉の呼吸も、少しずつ熱っぽくなっているのが自分でわかる。博哉の吐息が肌に触れ、雪成がさらに身震いを繰り返す。
 その薄い尻に、すっかり昂ぶっている性器を押し当ててみたら、雪成が小さく呻き声を漏らした。気持ち悪い、と言いたそうな声に聞こえた。
 だが雪成は嫌がって逃げるような素振りも見せない。弟のため、と自分に言い聞かせているのだろうか。そっと肩越しに見下ろしたら、雪成の股間も膨らんでいる。
「──よかった。兄貴も、勃ってる」
 無邪気なふりで呟くと、びくりと大きく雪成の体が震える。
「ちょっと乳首弄っただけなのに。ちゃんと気持ちいいんだ。よかった」
 見る見る雪成の耳が赤くなっていった。
「……の、せいで……」
 悔しそうに何か呟いている。うまく聞き取れず、博哉は相手の頭に自分の頭を寄せた。
「え?」
「……おまえの、せいで……っ、……こんなこと、くらいで……今まで……なかったのに……」
「……」
 その悔しげな呟きが何を意味しているのか、雪成自身は気付いていないらしい。
 博哉が触ったせいで、簡単に勃起するようになったと。
 少し乳首を刺激するだけで、他愛なく火の着く体になってしまったと。
「女でも……ないのに……」
 譫言めいた、悔しげな呻き声を聞くたび、博哉はぞくぞくと背筋が震えた。この四日間、雪成がどんなふうに耐えてきたのか、想像ができてしまった。
(俺だけじゃなかったんだ)
 雪成がこの部屋を訪れた時点でわかっていたが、でも、博哉の想像よりももっとずっと、煩悶していたのかもしれない。
(……可愛いな)
 堪えて、堪えきれずに、触ってほしくてのこのこと弟の部屋にやってきて、おまえのせいだと罵る兄が、博哉には震えるほど可愛く思えた。

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