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王に純潔の証を捧げ

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書籍紹介

 犬のように這いつくばって、悦んでいたな?

 王の落胤である踊り子のリュラは、王宮で聖将セリオスと出会う。その瞬間、彼は歓喜の涙を流し、リュラを唯一絶対の主と誓った。愚かしいまでの一途さで忠誠を捧げてくるセリオス。そんな彼を誘惑し堕落させようとするのは、無理矢理に王宮へ連れてこられた意趣返しのつもりだった。だが聖人とも称えられるセリオスがリュラに魅了され、欲望を滾らす姿に愉悦がこみ上げてきて……。
立ち読み
 「リュラ様は薔薇よりもかぐわしく、もぎたての果実よりも瑞々しく、蜜より甘くていらっしゃる…っ…。リュラ様のお情けを望まぬ者など、存在しません……!」
「…お前、も…?」
 リュラはタイルを滑るようににじり寄り、浅黒い膝頭に、こつん、と己の膝をぶつけてやった。跳ね退きそうになるセリオスの膝に手を置いて制し、至近距離から上目遣いで見上げる。全身から発散される芳香は、我ながらくらくらするほどだ。
「リュ…、ラ、様…」
「お前も、私の情けが、欲しいと思うか…?」
 喉仏の浮かんだ喉が、ごくんと息を呑み、微かに上下するのを、リュラは見逃さなかった。苦しげに涙を流す一物に添えられていた手を、片方だけ、そっとリュラの股間に導く。
 重なったセリオスの手の上で、薬指の紋様が、ほんの少し、濃く染まった。
「セリオス…、私の、碧い星…」
 演技ではない言葉が、するりと口を突いて零れる。ぶるぶるとわななく肩に顔を埋め、リュラは再び囁いた。
「そんなふうに言ってくれるのは、お前だけだ。皆、私の前で笑っていても、心の中ではジバルと同じことを思っている。お前だけに、こうして情けを与えてやれればいいのに…」
「リュラ…、様っ……!」
 熱い吐息が項をくすぐり、性器をごつごつとした指が絡め取る。
 ぐちゅり、とぬめったいやらしい水音をたてたのは、リュラの股間だけではなかった。セリオスがもう片方の手で己の一物を握り、リュラにするのと同じ律動で扱き立てているのだ。
「…あっ…、あっ、セリオス…、セリ、オス…っ」
 浴場の秘め事が始まってから、毎日のように奉仕を受けているが、手で扱かれるのは初めてだった。リュラのそこを神聖な宝だと信じ込んでいる男は、幾多の命を奪ってきた手で穢すわけにはいかない、貴重な白蜜を一滴たりとも地に吸わせるのは許されないと、最初から最後まで這いつくばり、口内に咥え込んで放さないのが常だったのだ。
「リュラ様…、おいたわしい…、リュラ様…」
「やぁぁ…っん、あ、ぁんっ、んっ、うぅっ」
 密着した浅黒い肌は火照って汗を滲ませ、艶を纏っている。リュラの芳香を、むわりと立ちのぼる雄の匂いが掻き消す。堕としてやるための演技をしているに過ぎないはずなのに、勝手に零れる嬌声は、リュラの意志とは関係無しに甘くなってゆく。
「皆、リュラ様のお美しさに、圧倒されているのです…。リュラ様は、…何も、悪くない…、ッ…、私などにまでお情けを下さる、慈悲深く、お優しい、御方…」
「あ…、あぁっ…、セリオス…、は、…ぁっ…」
 口内とは違う、剣を振るう者特有の硬い指先は、ともすれば痛みすらもたらすはずなのに、リュラをいつもよりずっと早い絶頂に導いた。頭が真っ白に染まった次の瞬間、浅黒い掌に包まれた肉茎が、白い飛沫を上げる。
「あ、あぁ……っ…」
 大量の白蜜はセリオスの手には受け止めきれず、大半が指の隙間から零れ落ちた。くたりと脱力するリュラを倒れぬよう座らせ、セリオスは掌を濡らす蜜を綺麗に舐め取ると、何の躊躇いも無くひれ伏す。
 長い舌が、タイルに這わされた。
「……ん…ぅっ」
 甘い衝撃に襲われ、リュラは背筋をぶるぶると震わせた。
 セリオスがタイルに散った白蜜を無心に舐め取る水音や、リュラの肉茎をしゃぶる時のように上下する首、這いつくばった逞しい肉体。どれもが、去ったばかりのはずの快感を再燃させる。
 ……ああ…、可愛い。
 セリオスがリュラの前で達するたびに抱いた想いが、一番強く浮かんでくる。一物は胴体に隠されて見えないけれど、きっとさっきのまま──いや、もっと大きく、熱くそそり勃っているに違いない。
 気付けば、リュラの性器もまた、目の前の男が発散する雄の匂いに引きずられて天を仰ぎつつあった。
 久しく使っていない後ろの蕾までもがざわめいている。その筋の女でさえ苦労するだろう一物が、女よりもずっと狭いリュラのそこを強引に割り開き、血を流しながら薄い腹を掘り進むさまを想像して。
「ハァ…ッ、アッ、リュラ様…、リュラ様、申し訳、ありません…っ」
 セリオスの唇は、ひっきりなしに謝罪の言葉を紡いでいる。リュラの白蜜を己の口内ではなく、タイルに受け止めさせてしまったことが、そんなに畏れ多いのか。……口惜しくてたまらないのか。
 ならば、与えてやらなければなるまい。
 ……罰を。
「…セリオス…」
 リュラは立てた膝を大きく開き、先走りを零す肉茎に指を絡める。
 リュラが自らそこを慰め始めたのに気付いたセリオスは、男らしい顔をみるまに歪め、髪を振り乱した。
「リュラ様…っ! 何故、そのようなことを…!」
 リュラの白蜜は全て、自分に搾らせてくれるのではなかったのか。何故、王族であるリュラが、自ら慰めなければならないのか。驚愕と絶望に揺れる紺碧の双眸が、リュラの背筋をぞぞぞっと疼かせる。
「…お前が、いけないのだ」
 うわべばかりは悲しげに、リュラは囁いた。
「お前の這っている姿が可愛くて、私のここは、こんなになってしまったのに……」
「お…おぉ…っ、リュラ様……」
 セリオスは天井を仰ぎ、咆哮した。仰け反った喉首を一周する紋様は、リュラの指に刻まれたそれよりもずっと濃く、浮かび上がった血の筋がドクッドクッと脈打っている。
「私などのために…勿体無い、リュラ様…なんと慈悲深い…!」
 絶望を一瞬で払拭した紺碧の双眸が、今度は歓喜に輝いていた。セリオスは今までとは打って変わった速さでタイルを清め終えるや、リュラの脚の間に頭を突っ込んでくる。
「リュラ様…、どうか、お許しを…」
「う…ぁっ!」
 性器に絡めた指を、紅い舌がなぞる。性器には触れぬよう、細心の注意を払って。その先端が薬指の紋様を這った瞬間、背中の疼きは痛みと錯覚しそうなほど強くなる。
「何よりも尊いリュラ様の子種を零してしまった、罪深い私をお許し下さい…そして、どうかまた、リュラ様をお慰めする栄誉を、私に…!」
「っく…ぅっん、ふ、んぅ…っ…」
 今にもセリオスの頭を両脚できつく挟み込み、性器を咥え込ませたくなる衝動を、リュラは懸命に噛み殺した。
 身の内から炎に炙られ、全身が燃えているようだった。今まで、熱くなるのも快感に溺れるのも客の方で、リュラは乱れる客の姿をどこか冷めた心地で観察していたのに、どうして目の前で這いつくばる男にこれほど胸が騒ぐのか。
 まるで理解出来ない。
 自分も──こんな姿を見せ付けられてもなお、リュラが純真無垢な王子だと信じて疑わない男も。
「…許して、やってもいい…が、代わりに、私の願いを、聞いてくれるか…?」
 隙あらば燃え広がろうとする炎を理性でどうにか押し込め、リュラは這い回る舌に自ら指を絡める。いい子、いい子と撫でてやるように。
 応えの代わりに、股間で黒い頭が激しく上下した。ぽたぽたとリュラの肉茎を伝い落ちるのは、先走りではなく、半開きになったセリオスの口から零れる涎だ。
 今なら、この男はどんな命令にでも従う。
 リュラは確信し、嬉しげにうごめく舌をゆるりと撫で上げた。
 
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