飛鳥沢総帥のタブー
書籍紹介
32歳、童貞 それが何か?
飛鳥沢グループの若き総帥・飛鳥沢雅庸のスキャンダルを探る、極貧フリーライターの竹内元樹。運よく飛鳥沢邸への潜入に成功するものの、秘密を知られたと誤解した雅庸に口止めとして犯されそうになる。しかし彼は童貞で、挿入に失敗。かっこよく威厳があって――という雅庸像が崩れゆく中、さらにとんでもない秘密が発覚するが、竹内は情けない雅庸に愛おしさを感じはじめ!?
立ち読み
――勘弁してくれ……!
きつく目を閉じながら、竹内はこの地獄のようなときが過ぎ去るのを待つばかりだ。さんざん弄られた乳首がヒリヒリする。男の性器など見ても萎えるだけだと思うのに、もっと見ようとしたのか、膝が胸のあたりにつくほど力任せに押しつけられた。
「っふ……」
圧迫感に息が漏れる。くの字に身体を折り曲げられて尻が半ば浮いた自分の姿に、嫌な予感を覚える。雅庸の視線があらぬところを見ているような気がして仕方がない。排泄にこそ使え、それ以外の用途には決して使いたくないと思っているところに竹内の意識も向いた。
「ここに……入れるんだな」
上擦った雅庸の声を聞いた途端、その疑念は現実のものへと変わった。恐怖に襲われながらも、竹内はその危険を回避するために雅庸をなだめようとした。
「いや、その、無理だから」
「無理?」
「そう。素人には無理。その手のプロじゃないと、ここに……入れるのは、不可能。病院行き……。だから、無理するのはやめろ。な?」
だが、何かに憑かれたような目をした雅庸は止めるつもりはないらしい。
「試してみよう」
足の間に雅庸の手が入りこみ、いきなり指をねじこまれた。
きつく目を閉じながら、竹内はこの地獄のようなときが過ぎ去るのを待つばかりだ。さんざん弄られた乳首がヒリヒリする。男の性器など見ても萎えるだけだと思うのに、もっと見ようとしたのか、膝が胸のあたりにつくほど力任せに押しつけられた。
「っふ……」
圧迫感に息が漏れる。くの字に身体を折り曲げられて尻が半ば浮いた自分の姿に、嫌な予感を覚える。雅庸の視線があらぬところを見ているような気がして仕方がない。排泄にこそ使え、それ以外の用途には決して使いたくないと思っているところに竹内の意識も向いた。
「ここに……入れるんだな」
上擦った雅庸の声を聞いた途端、その疑念は現実のものへと変わった。恐怖に襲われながらも、竹内はその危険を回避するために雅庸をなだめようとした。
「いや、その、無理だから」
「無理?」
「そう。素人には無理。その手のプロじゃないと、ここに……入れるのは、不可能。病院行き……。だから、無理するのはやめろ。な?」
だが、何かに憑かれたような目をした雅庸は止めるつもりはないらしい。
「試してみよう」
足の間に雅庸の手が入りこみ、いきなり指をねじこまれた。
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