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きみのハートに効くサプリ

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書籍紹介

あああもう、可愛いなあ加島さん!

サプリ商品の開発に悩む製薬会社の研究員・透は、移動販売車のカレーが気になり通い詰める。他人を心に踏み込ませまいとする自分が、店主との「また明日」という“約束”につい微笑んでしまうことに驚きながらも。だが偶然町中で件の店主・芹沢と会い、酔った透は悪癖のまま彼を押し倒し、無理に関係を持ってしまう。あげく過去のトラウマから泣き出したところを慰めてもらい……。
立ち読み
「僕が泣いても、お前には関係ないだろう。放っておいてくれ」
「んなこと言われたって、この状態で関係ないとかありえないし……!  ああもう、仕方ないなあ」
  何一つ事情を知らされなくても、透の悲しみや寂しさが、肌を通して芹沢の胸に響いてくる。どうしていいかわからず、しかしいてもたってもいられずに、芹沢は縛られた両手首を透のうなじに回した。そのまま、不自由な腕で透をぎこちなく抱き寄せる。
「…………ッ」
  透は抗ったが、さすがに芹沢の酔いはかなり醒め、身体にも力が戻っている。彼は力任せに、透を自分の上に再び引き倒し、彼の顔を自分の胸に押しつけた。
「何も訊かないから。忘れろって言うなら、加島さんが泣いたこと、忘れるから。だけど、今はこうさせて。加島さんを、ひとりぼっちで泣かせたくない。何でかわかんないけど、加島さんが泣いてると、俺も胸が痛いです」
  芹沢の飾らない言葉に、透の嗚咽が大きくなる。
「僕は……僕は……ッ」
「しーっ」
  興奮する透を宥めるように、芹沢は低い声で囁いた。
「ねえ。もし、加島さんを傷つけた人がいるんなら……それは凄く悲しいことだけど。でも、今の俺みたく、加島さんを慰めたい人だっていますよ。世の中って、たぶんそういうふうに、帳尻が合うようにできてるんです」
「…………」
「加島さんが、泣くほど辛い目に遭わされたことがあるんなら、今夜はその分、俺に甘えていいです。それが今、俺が決めたルール。だから……ね?」
  透はもう、何も言おうとしなかった。ただ、熱い涙が、芹沢の滑らかな胸を幾筋も滑り落ち、シーツに染みを作る。
  腕の中で震える背中を撫でてやれないことを残念に思いつつ、芹沢は、ただひたすら押し殺した嗚咽が止むのを待っていた……。
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