淫愛の甘い罠
書籍紹介
言っただろう? お前は全て俺のものだ。
「金が返せないなら、玩具になって働け」ある朝、勤め先のドアを開けた晴樹に突きつけられたのは、傲慢な男・久鬼からの命令だった。 知らぬうちに会社は倒産し、莫大な借金を押しつけられていた事実――。愕然とする晴樹は捕らえられ、卑猥な調教を受けることに! 激しい淫虐に晒され、羞恥と屈辱の中で憎しみを募らせる毎日だったが、ふとしたことから、彼が自分に向ける、熱を帯びた視線に気づいてしまう。玩具に過ぎない自分に、なぜ? 混乱する晴樹に、さらに「危機」が訪れて…!?
立ち読み
「ぁ……っあ、あ、ああっ――」
大理石の床が寒々しいほどに磨かれた、広い寝室。
そこに置かれたソファに深く身を預け、悠々と脚を組み煙草を吸いながらこちらを見つめてくる久鬼の視線に晒されながら、晴樹はぐちゃぐちゃになってしまっているシーツの上で幾度となく身をくねらせた。
もうどれぐらい、こうして玩具にされているだろう?
「っく…ぁ……っ」
身体の奥で響く機械音とこみ上げてくる快感に眉を寄せながら、晴樹は大きく喘ぐ。
すると、吸っていた煙草を灰皿で消しながら立ち上がった久鬼が、ベッドの側まで近付いてきた。
「苦しいなら、イかせて欲しいと言ってみろ。どうやらお前は俺が想像していたより気が強いようだからな。そんなお前がどんな顔で懇願するのか、一度は見てやってもいい。その価値はありそうだ」
「ふざ……ァ…あ、あ、ァ……っ」
誰がそんな希望を叶えてやるものか、と晴樹は唇を噛む。
だが、身体の中で蠢く淫具は久鬼の気まぐれでその動きと強さを変えては、晴樹は無茶苦茶に翻弄する。
背の下で、更にシーツが乱れ、幾つもの波を描く。
息が熱い。
爪先も指先も、どこもかしこも快感を孕んで火照り、その熱さに眩暈がするようだ。
「バイブが好きらしいな」
「そんなわけ…な……っ」
「そのわりには、さっきのマジックよりも上手に飲み込んだが――。なら、順応が早いというわけか。こうした…尻を弄る玩具に」
「っァ――っ」
途端、埋められていた物が一際激しく動き、晴樹は背を撓らせる。
すぐにその動きは収まったが、きつい刺激を受けた内壁は、じんじんと痺れたように疼き続ける。
そこに、今度は物足りないぐらいの弱い刺激を与えられ、晴樹は後ろ手に縛られたままの手できつくシーツを握り締めた。
さっきから、この繰り返しだ。
全身が跳ねるほどの強さで無理矢理快感を注がれたかと思うと、今度は羽根で撫でるような刺激しか与えてくれなくて。
その落差の大きさに、緩急をつけた久鬼の責めに、気を抜けば思わずねだり声を上げてしまいそうになる。
必死で堪えていると、噛み締めた奥歯がギリっと鈍い音を立てる。
大理石の床が寒々しいほどに磨かれた、広い寝室。
そこに置かれたソファに深く身を預け、悠々と脚を組み煙草を吸いながらこちらを見つめてくる久鬼の視線に晒されながら、晴樹はぐちゃぐちゃになってしまっているシーツの上で幾度となく身をくねらせた。
もうどれぐらい、こうして玩具にされているだろう?
「っく…ぁ……っ」
身体の奥で響く機械音とこみ上げてくる快感に眉を寄せながら、晴樹は大きく喘ぐ。
すると、吸っていた煙草を灰皿で消しながら立ち上がった久鬼が、ベッドの側まで近付いてきた。
「苦しいなら、イかせて欲しいと言ってみろ。どうやらお前は俺が想像していたより気が強いようだからな。そんなお前がどんな顔で懇願するのか、一度は見てやってもいい。その価値はありそうだ」
「ふざ……ァ…あ、あ、ァ……っ」
誰がそんな希望を叶えてやるものか、と晴樹は唇を噛む。
だが、身体の中で蠢く淫具は久鬼の気まぐれでその動きと強さを変えては、晴樹は無茶苦茶に翻弄する。
背の下で、更にシーツが乱れ、幾つもの波を描く。
息が熱い。
爪先も指先も、どこもかしこも快感を孕んで火照り、その熱さに眩暈がするようだ。
「バイブが好きらしいな」
「そんなわけ…な……っ」
「そのわりには、さっきのマジックよりも上手に飲み込んだが――。なら、順応が早いというわけか。こうした…尻を弄る玩具に」
「っァ――っ」
途端、埋められていた物が一際激しく動き、晴樹は背を撓らせる。
すぐにその動きは収まったが、きつい刺激を受けた内壁は、じんじんと痺れたように疼き続ける。
そこに、今度は物足りないぐらいの弱い刺激を与えられ、晴樹は後ろ手に縛られたままの手できつくシーツを握り締めた。
さっきから、この繰り返しだ。
全身が跳ねるほどの強さで無理矢理快感を注がれたかと思うと、今度は羽根で撫でるような刺激しか与えてくれなくて。
その落差の大きさに、緩急をつけた久鬼の責めに、気を抜けば思わずねだり声を上げてしまいそうになる。
必死で堪えていると、噛み締めた奥歯がギリっと鈍い音を立てる。
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