狂おしい戒めの虜
書籍紹介
屠る、支配者の瞳。
金で買われた体。春規は清冽な美貌を喘がせて、運命を呪う。雄の機能を無くした分おぞましい男の獣じみた視線を浴びながら、羞恥にまみれて蜜を滴らせるはしたない己の体を憎む。表向きはその男の秘書として、嬲られ続ける春規は、ある夜、密かに憧れていた冷徹な若きCEO、安芸津に痴態を晒してしまう! 翌日、正気に戻り蒼ざめる春規に、安芸津は「君は二億円で私の物になった」とだけ、告げる。結局安芸津も同じなのか? 絶望する春規に安芸津はまるで─!?
立ち読み
「ローターに犯されながら嫌らしいよがり声をあげて腰を振るなど、さすがに淫乱だけあるな」
安芸津に軽蔑しきったような口調で言われ、春規は恥ずかしさのあまり顔を背けた。
それでも途切れない快感に自然と首が振れてしまう。浮き上がる汗で前髪が額に張りつき、喘ぎ続ける口からは唾液が伝い落ちた。
「俺がいいと言うまでイクのは許さない。わかったな?」
悶えながらも安芸津の視線を感じる春規はコクコクとうなずき返したが、そのとき目に入った光景に驚愕する。
春規の手から落ちたリモコンを取り上げた安芸津は、それを片手で操作しようとしていたのだ。
「やめ……」
春規が止めるより早く、安芸津は前を責めるローターの振動を強めた。
「うああああぁ……」
まるで電流でも流されたような衝撃に、春規の腰が浮いたままガクガクと震えた。
「いやぁ……ああぁ……やめて……」
「痛いくらいが好きなんじゃないのか?」
冷ややかに言った安芸津はさらに目盛りを上げ、ついでとばかりにもうひとつのリモコンも弄った。
「うっ」
割れるような痛みが先端から股間に向けて駆け抜け、さらには快感の源をローターで激しく叩かれ、息が詰まった春規は声も出せないまま狭いシートの上で身悶えた。
尻の奥で湧き上がる抗いがたい快感に全身が燃えるように熱くなり、ただならない射精感が股間で渦巻く。
今にも達してしまいそうな春規は、悲鳴を上げる股間を両手で押さえ、頭を仰け反らせて必死に我慢する。
「もう……やめて……ダメ……」
安芸津に軽蔑しきったような口調で言われ、春規は恥ずかしさのあまり顔を背けた。
それでも途切れない快感に自然と首が振れてしまう。浮き上がる汗で前髪が額に張りつき、喘ぎ続ける口からは唾液が伝い落ちた。
「俺がいいと言うまでイクのは許さない。わかったな?」
悶えながらも安芸津の視線を感じる春規はコクコクとうなずき返したが、そのとき目に入った光景に驚愕する。
春規の手から落ちたリモコンを取り上げた安芸津は、それを片手で操作しようとしていたのだ。
「やめ……」
春規が止めるより早く、安芸津は前を責めるローターの振動を強めた。
「うああああぁ……」
まるで電流でも流されたような衝撃に、春規の腰が浮いたままガクガクと震えた。
「いやぁ……ああぁ……やめて……」
「痛いくらいが好きなんじゃないのか?」
冷ややかに言った安芸津はさらに目盛りを上げ、ついでとばかりにもうひとつのリモコンも弄った。
「うっ」
割れるような痛みが先端から股間に向けて駆け抜け、さらには快感の源をローターで激しく叩かれ、息が詰まった春規は声も出せないまま狭いシートの上で身悶えた。
尻の奥で湧き上がる抗いがたい快感に全身が燃えるように熱くなり、ただならない射精感が股間で渦巻く。
今にも達してしまいそうな春規は、悲鳴を上げる股間を両手で押さえ、頭を仰け反らせて必死に我慢する。
「もう……やめて……ダメ……」
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