服従のキスは奪わせない
男の味を、教えてやるよ
自ら弄った中に雄を穿たれ、イかされる──。議員の悪事を追求する検事の悠斗は、口封じ に人身売買オークションへ掛けられることに。座敷牢に全裸で監禁された悠斗を性奴として調教するのは、議員秘書として再会した親友・玲一だった。「おまえの快感すら、俺のものだ」いましめられた性器弄ばれ、悶え啼く屈辱。それでも悠斗は信じていた。彼が時折見せる優しく情熱的な態度に嘘はない、この陵辱は、自分を逃がす機を窺うためのものだと……。 美形検事が堕ちた、甘狂おしい愉悦の罠!
何をされるのか本当にわからなくて、悠斗は首を傾げる。
悠斗がようやく玲一の意図を察したのは、彼が後孔にシャワーを押し当ててきてからだった。
「いやだ、やめろっ!」
指で後孔を押し開かれ、勢いよく湯を注がれる。悠斗は顔色を変え、玲一を制そうとした。
しかしもちろん、玲一はやめてくれない。それどころかますます、悠斗の中に湯を注ごうとする。
「……っ、ひ……っ」
玲一の精液を注がれたときの感触を思い出し、悠斗はぞっと背中を震わせた。
「いやだ、やめろ。やめてくれ……!」
中に湯が満たされていき、腹が苦しくなりはじめる。柔らかな肉壁に飛沫があたる感触というのは独特で、今まで知らなかったものだ。
悠斗は狼狽して、必死で湯を中に入れないようにしようと、腹腔を閉めたり、後孔に力を入れたりする。けれども、結局は玲一の力強く傲慢な指の力には勝てなかった。
「……っ、あ……いやだ、や…………」
湯での陵辱に、悠斗は全身を紅潮させた。信じられない。こんな扱いを受けることがあるなんて、想像すらしたことがなかったのだ。
「や……っ、ひ……あ………」
「いやじゃないだろう? たっぷり飲んだな」
ようやくシャワーのノズルを引いてくれた玲一は、悠斗の下腹部に手のひらを押し当てた。
「あ……」
悠斗は、恐怖で顔を青ざめさせる。
彼の手のひらの下で、自分の下肢がひくんと波打ったのがわかる。
「中から、白いのが出てこなくなるまで、綺麗に洗浄してやろう。調教初めだしな」
「やめ…ろ……」
「捨ててしまえ、羞恥心もプライドも」
- プラチナ文庫
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