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旦那さまと花咲ける新妻

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書籍紹介

 愛されるために、生まれてきました。

 花人の花凛は、愛されるとその身に花を咲かせる。皇子・慧英の寵姫となるが、彼は父皇帝によって双子の弟とそれぞれの花人に花を咲かせることを競わされ、勝った方は王位を、負けた方は死を賜ることになっていた。苦悩する慧英に花凛は一途に寄り添う。だが、ふたりが想いを通わせ花凛が蕾を付けた頃、残酷な事実を知らされる。花を咲かせた花人は、やがて枯れ消えるのだと──!

立ち読み

  花凛は慧英の後宮を出て、花の里に戻る。

 慧英と離れることで、つぼみの膨らみは止まるかもしれない。万が一花が咲いたとしても、宮城にいなければ、それをたしかめるすべはないはずだ。
 宮城を飛びだす前に、慧英には会っている。でも、つぼみが膨らむことを怖れて、触れあうことはなかった。
 彼との距離が寂しい。でも、視線が絡んだ瞬間、泣きたくなるくらい幸せだった。真摯に向けられた眼差しは、花凛への想いで満ちていたから。
 つぼみがほんの少しだけ、柔らかくなるほどに。
 花凛が慧英に別れの挨拶を告げようとしたときも、まだ彼は迷っていた。貴祥は花凛に託そうと強く言っていたが、花凛を危険な目に遭わせたくないと慧英は渋っていた。
 そこを、あえて頼みこんだのは花凛だ。
 慧英がなにを為そうとしているかはわからないが、どうか自分を役に立たせてほしい、と。 
 そして、真摯な願いに、慧英は応えてくれた。
 
「……私はどうしたって、君のことを想ってしまう」
 苦しげに、慧英は言っていた。
「君は花人で、咲いては散る生き物なのかもしれない。しかし、私は君に散ってほしくなどない。愚かな人間の身勝手を許してほしい」
 
 ──謝ってほしくなんかない。
 別れ際の、慧英の姿を思い浮かべる。花凛は、きゅっとくちびるを引き結んだ。
 どれほど慧英に想われているのか、わかっている。そして、たとえ花が咲き、散ることになったとしても、花凛は慧英を愛していた。
 ただ、その愛情が慧英を苦しめることはわかった。どうにか花凛を散らさないために必死な慧英は、痛々しい表情をしていた。
 宮城から逃げることで、危険な目に遭っても構わない。
 ……絶対に内緒だけど、花が咲かないことで花凛の身になにが起こってもいい。
 
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