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愛犬調教

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書籍紹介

 我が君、我が君、我が君…… どうか、私にまぐわいをお命じ下さい。

 本家から解き放たれた禍神・江雪を従え、当主とならんとする傍系の犬神使い・篝。戦いを挑むも逆に囚われ、まぐわいを強要されて!?
立ち読み
 「主人…、そう、主人です」
 普通の火事ではありえない現象を引き起こしている当人は、篝の呟きに愕然と呟いてから、しばらくして得心がいったように何度も頷いた。
「今、やっと理解しました。私は貴方のしもべになりたいのです。貴方と契りを交わし、唯一無二のしもべとしてお傍に侍りたい。あの雑魚どもではなく、私だけを頼って頂きたい。だから貴方を私の巣まで運び、まぐわったのです」
「……お前、自分が何を言ってるのかわかっているのか? 僕は人間で、神支那家の犬神使いなんだぞ!?」
 妖怪は犬神使いに屈服させられた上で無理矢理契りを交わすのであって、妖怪の側から契りを望むなど聞いたことも無い。ましてや、そのために憎いはずの犬神使いを犯すなんて、頭がおかしいとしか思えない。
 夢か幻であって欲しかった。けれど、江雪は胸倉を掴んだままの篝の手をそっと包み込み、愛しげに頬をすり寄せるのだ。ついさっきまで壁を焼き焦がしていたはずのその手はひんやりとして、これが紛れもない現実であると篝に突き付ける。
「勿論です。……だって、貴方のそのお美しい目で私だけを睨み付けて頂いて、私だけを憎んで頂いて、私だけを恨んで頂いて……私だけが泣かせて、寵愛されるには、しもべになるしかないでしょう?」
「あ、…愛…っ?」
 臆面も無い告白に身を震わせれば、禍神の手は少しずつ熱を帯びながら頬から項へ、そして背中を辿っていった。尻の丸みをなぞられ、革靴を脱がされ、最後にはかかとを大切そうに持ち上げられる。
「そうです。私は貴方を独占したい。雑魚どもと分かち合うなど、考えるだけで反吐が出る。恐れを知らないその瞳に、いつでも私だけを映して頂きたい。気高い心に、私だけを住まわせて欲しい……」
 忠誠を誓う騎士さながら、恭しい口付けが右足の甲に落とされた。ぐっと力をこめて蹴り飛ばしてやろうにも、禍神の力は存外に強く、逆に足の指を咥えられてしまう。
 敏感な指の腹をぬるりと舐め上げられ、篝は竦み上がった。
「止めろ、気色悪いっ…!」
 なんとか振り払おうと滅茶苦茶に暴れるが、江雪はびくともせず、喰らい付いて離れない。炭化した壁に背中が何度かぶつかり、焼け焦げた破片がぼろぼろと落ちる。
 ぴちゃぴちゃという水音が、いやに大きく響いた。
 禍神の唾液をたっぷりとまぶされた指先がひどく熱くて、そこから少しずつ熱が全身へと回っていくかのようだ。
「止めろ! …僕に、触るなっ!」
 忍耐はすぐに限界を超えた。篝は素早く振り上げた右手から、手加減無しの雷撃を目の前の男へと放つ。
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