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全寮制男子校に転入してみた。

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書籍紹介

 こういう生徒会長も好きです。

全寮制男子校に転入した青葉は、思わぬハプニングで絶大な人気を誇る生徒会長・尊に抱き上げられ、嫉みを一身に受けることに。降りかかる嫌がらせを強気で撃退していく青葉だったが、ある日、先輩に部屋へ連れ込まれ、襲われかける。怯えた青葉は、咄嗟に生徒会役員たちが住む特別寮に逃げ込んだ。ところがそこで尊の秘密の素顔を知ってしまい、口止めのため準役員に指名されて!?
立ち読み
 「大丈夫?」
「だ、大丈夫で……」
 反射的に手を取ろうとして、眼前の顔を見た瞬間に手が止まる。青葉の前に立っていたのは、生徒会長の定禅寺尊だった。
 今まできれいな人間を見たことはそれなりにあるが、見惚れるほどの人物は初めてだ。肌色は薄く、肌理が細かいせいか象牙のように美しい。こんなに近くで見ても、つるりとした肌に視線が釘付けになった。
 かといって女性的ではなく、穏やかそうな微笑みは彼の男性的な包容力を示しているかのような安心感がある。意志の強そうな形の良い眉と、優しげな目元、虹彩は吸い込まれそうな深い色をしていた。彫りが深いわけではないのに目鼻立ちがはっきりしていて印象的な美貌だ。確かにこれは、思春期の少年はちょっと惑ってしまうかもしれないと妙なところで納得してしまう。
 その目の前の綺麗な顔が、いつまでも反応を示さない青葉に困ったような表情を向けた。
「もしかして立てない? 足でも挫いたかな?」
「あ、いえ、大丈夫で……、わっ!?」
 はっとして立ち上がろうとした瞬間、脇に手を差し込まれる。
 生徒会長は、いくら小柄とはいえ百六十五センチはある青葉をいとも簡単に抱き上げた。一見細身だというのに、青葉を支える腕はまったく危なげない。
 瞬間、背後から大きなどよめきが聞こえる。何事かと振り返ると、なんとも形容しがたい、負のオーラが漂う視線が一斉に突き刺さり、思わず息を飲んだ。
 数人が歯噛みしながら、青葉をまるで親の仇のように見つめているのは、恐らく気のせいではない。身の危険を感じて、青葉はごくりと唾を嚥下した。
 そんな気配に気づいているのかいないのか、生徒会長は青葉を抱き上げたまま「大丈夫?」と呑気に問うてくる。
「えーと……大丈夫ですから下ろして頂けま……」
「ん? どうかした?」
 至近距離の美しい顔で微笑まれて、一瞬言葉に詰まってしまった。鼓膜を擽るような柔らかな美声には力が抜けるし、おまけにいい匂いまでしてくる。
 けれど、向けられた笑みにどこか作り物めいた違和感を覚えて、青葉は眉を顰めた。
 ──なんか……腹になんか抱えてそうだなこの人。
 
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