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金欠と愛とズボンの下

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書籍紹介

 今日は、どんなの履いてるの?

 秘密の趣味に浸っていた佐藤は、それを高校時代の同級生・長崎に曝かれてしまう。あざ笑われると覚悟するが、彼は熱の籠もった眼差しで見つめられ、佐藤は言われるがまま恥ずかしい体勢で悶えてしまった。その痴態を撮られ、脅迫されて同居することになった長崎を一刻も早く追い出したいのに、今までひた隠しにしていた趣味の姿を彼に見つめられると、陶酔を覚えて……。
立ち読み
 「綺麗だ……」
 ──綺麗……?
 佐藤は耳を疑った。
 長崎は、まさか本気でそんなふうに思っているのだろうか。驚きと困惑と不安に心が乱され、本気なのかからかわれているのかその本心を確かめたくて、長崎を凝視する。
 長崎は息さえ詰めて、分厚い眼鏡越しに佐藤の下肢を眺めていた。電車の中で長崎の大きな手が自分の股間に触れてきたときの感触が鮮明に蘇り、そこがドクンと脈動した。
 それを自覚した瞬間、佐藤は焦って声を押しだした。
「……も、……着るからな」
 スラックスを元の位置まで引き上げようとしたが、信じられない評価を耳にした当惑のあまり指先が震える。綺麗というのは、本当だろうか。長崎はこれが佐藤に似合うと思ってくれたのだろうか。そのとき、長崎が少しかすれた声を漏らした。
「お尻のほうも、……どうなってるのか、見せて」
「え」
「バックスタイル。少し透け感のあるストレッチチュール素材なんだろ。それって、……どんななんだ? おまえの少し小さいきゅっと締まった尻を、どのように包みこんでいるのか、気になる」
「Tバックとかじゃ……ないよ……」
 尻まで見られることに動揺しながら、佐藤は脳が麻痺したような状態になってぎくしゃくと長崎のほうに背を向けた。
 見られるなんて恥ずかしくてたまらない。恥ずかしさに、脳が灼けつくようだ。自分一人だけで人知れず愛好してきたこの完成度を、誰かに見せて評価されたいというひりつくような願望が自分の中に存在していたことを自覚する。だが、まだ「綺麗」という言葉が長崎の本心だという確信が持てずにいた。
 まともに呼吸ができないほどにのぼせ上がりながら、佐藤は便器の蓋に片膝をつき、長崎に良く見えるように腰を突き出した。
 その途端、指示が与えられた。
「そうじゃない。完全にズボン脱いで、今のポーズを取ってみろ」
 熱っぽさの感じられる声だった。少し前までは何を考えているのかわからなかった長崎なのに、佐藤の今の姿に興奮しているのが伝わってくる。
 佐藤はその指示通りにスラックスを足首から抜き取りながら、チラリと長崎のほうを振り返った。
 少しでも長崎の態度に、こんな姿の佐藤を揶揄するようなところがあったら、全てはそこで終わりになる。だが、長崎は魅せられたような眼差しを、佐藤に送り続けていた。その眼差しに炙られて、佐藤の身体は芯のほうから熱くなっていく。
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