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飛鳥沢久道のジレンマ

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書籍紹介

アタシにいたずらされて、興奮する?

かつて陸上選手だった鈴輝を、スポンサーとしてずっと応援してくれた飛鳥沢久道。彼の秘書となった鈴輝は、恩を返すためにも一生懸命尽くそうと思っていた。頼りがいがあり格好いい久道に、憧れは深まるばかり。だが、お勧めと言って連れて行かれた店で、驚くべき彼の素顔を知ってしまう。それまでのイメージが崩壊し、鈴輝は大混乱する。おまけに、仕事中にもセクハラされて……!?
立ち読み
「ちょっ! いったい、何するんですか……っ!」
久道はすぐそばから鈴輝の顔をのぞきこみながら、柔らかく微笑んだ。
「いや、ね。あの、あまりにも苦悶の表情で眠っていたから」
「苦悶……」
「アタシのキスで、安らかに眠らせてあげようかと」
「余計苦悶しますよ!」
思わず思いきり突っこんでから、相手は自分の雇い主だと後悔した。
──あ、ヤベ……!
だが、昨日までの『ひたすら尊敬して憧れていた代表取締役社長』と、目の前にいる派手な和服柄のガウン姿の相手がどうにも一致しない。
久道は鈴輝の言葉に、楽しげに微笑んだ。
「ん、もう! アンタって、けっこう意地悪ね」
久道の機嫌を損ねてはいないようだが、野太い声でのオネエ言葉に鈴輝はゾクゾクしてしまう。だからこそ、下手に遠慮することはできずに言っていた。
「意地悪とか、そういうもんじゃないでしょう。寝てるときに、いきなりキスするほうがおかしいです。ところで、……俺が寝てるときに何もしてませんよね?」
おぞましい容疑を、まずは全面否定してもらいたくて仕方がない。何もないとは思うが、いきなりキスをかまされたことからすると、軽い気持ちでそれ以上のこともされているかもしれないという一抹の不安があった。
だが、久道はしなやかに手首を上下に振って、半笑いで否定した。
「あぁら、何もしてないわよ。意識のない男を襲ったって、楽しくもなんともないもの。ああいうのは、起きているときにたっぷり反応を確かめながら、泣くほどに追い詰めてやらないと」
──……あれ?
口調がオネエなだけで特に男が好きなわけではないと思っていたのだが、今の応答から考えると、何だか身の危険を覚えた。
──た、体格的には俺が負ける、確実に。
久道は長身で肩幅がガッシリしていて、スポーツでもやっていたような逆三角形の身体つきだ。対する鈴輝は、鍛え上げたバネの強い身体つきをしているものの、身長は百六十そこそこでほっそりしている。久道に押さえこまれたら、はね除けるのは大変だろう。
──しかも、その体格でなよっとするから、余計に違和感が。
久道を前にしているだけで、鈴輝はその違和感が拭えなくて目を見開いたまま動けなくなってしまう。しかも肌を見せてはいけない気がするから、毛布から出ることができない。
そんなみのむしみたいな鈴輝に、久道は舐めるような目を向けていた。
男に生まれてこのかた、海外の試合でゲイだという噂の選手とロッカールームで二人きりになったとき以外、性的な危機感を覚えたことはなかった。だが、久道を前にしていると、何だか全身がぞわぞわしてくる。
久道が鈴輝に向けているのは、肉食獣が無力な獲物をもてあそびながら、どこから食べてやろうかと舌なめずりしているような気配だ。その目で見つめられるだけで、鈴輝はひどく落ち着かなくなる。
毛布にくるまっているというのに、丸裸でいるような心細さを味わわずにはいられなかった。
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