ご褒美には恍惚ミルクを

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本価格:628(税込)

  • 本販売日:
    2012/09/14
    電子書籍販売日:
    2013/05/31
    ISBN:
    978-4-8296-2537-8
書籍紹介

お願いします。ミルクを飲ませてください!

サウスボーン伯ウィリアムは、資産家の佐貫から相続税肩代わりの申し出を受ける。だがその代価は、「おっぱいミルク」だった。実はウィリアムの乳首は、絶頂と同時に白い液体を滲ませるのだ。佐貫は、至福の味であるそれを追い求めてきたという。搾乳機で執拗に乳首を刺激され、彼の目前で射精してしまったウィリアム。屈辱のあまり佐貫を追い返したものの、支払いの目処は付かず…。
立ち読み
 このまま、初めて乳首だけで射精させられることになるのだろうか。他人の前でイクほど、恥ずかしいことはない。しかも、初対面に近い佐貫の前で。
だが、射精しなければ乳首から分泌物は分泌されず、このまま機械につなぎ続けられることとなる。
ウィリアムを見つめる佐貫の熱っぽい眼差しが肌を炙り、その口で直接乳首を刺激されているような錯覚に陥っていた。
──こんな、……姿を見られる……なんて……。
機械に任せたら後は自動的におっぱいミルクを搾り取ると佐貫は言ったが、これは予想していたのと全く違う。こんな生々しい姿を見られるとは思わなかった。乳首だけを集中的に嬲られ、なすすべもなく絶頂に至る姿を佐貫に晒すなんて、とんでもない屈辱だ。
だが、昂った身体はもはや治まりようもなく、ぷっくりと硬く尖った乳首をシリコンで続けざまに鋭く弾かれて、悲鳴のような声が上がった。
「っは、は、は……っ」
もはや我慢も限界だ。
ウィリアムの身体は絶頂を求めて、シリコンによる愛撫を受け入れようとしていた。
その感覚に全てを任せたとき、両乳首がきつく吸引され、その痛み混じりの強烈な快感に目の前が真っ白に染まる。
「ひ! ……っぁ!」
大きく身体が反り返り、下肢に溜まっていた精液が下着にほとばしる。ドクン、と大きく脈が弾けた。
それと同時に、さらに乳首を強烈に吸引されて、そのパットの中に白い分泌物が吸いだされていくのがわかった。
「っひ、ぁ……っ」
乳腺から直接吸いだされる痛み混じりの快感に、全身がわななく。
乳首を吸われることで射精の快感は何倍にもふくれあがって、ウィリアムを続けざまに新たな絶頂が襲う。
どくん、とさらに精液を放ちながら乳首からも吸いだされ、ウィリアムの口から上擦った甘い声が上がった。
「っぁ、あ、……っあ……っ」
射精は長く続いた。
それと同じだけ長い時間、乳首からの白い分泌物を吸いだされ、その衝動がどうにか治まったときには、ウィリアムの全身から力は抜けきっていた。
椅子の背もたれにぐったりと深くもたれて、力なく息を整えることしかできない。
ぼんやりと目を見開いていると、佐貫が近づいてきた。
ウィリアムの下肢には注意を向けることなく、佐貫はその胸からパットを外した。パットを外された途端、外気に晒された乳首が過敏になってジンと痺れた。
佐貫はウィリアムの手の拘束を外してから機械本体のほうに向き直り、採取したおっぱいミルクが溜まっているらしき小さなビーカーを取りだした。そのビーカーを目の前にかざして、佐貫はこの上もない愉悦を感じているかのようにうっとりと目を細めた。
「男の乳首から分泌される、ほんのわずかではあっても素晴らしい液体は、チューブには一滴も残さず、ここに集められる。潤滑剤として使われたグリセリンも、分離済みだ」
小さなビーカーの中に入っていたのは、白い液体がほんのわずかだ。
だが、それを持つ佐貫の手は感動のあまり小刻みに震えていた。
「……かつておっぱいミルクを味わったときから、またこれを手に入れるまでに、どれだけの苦難があったことか」
佐貫がビーカーに向ける目は、取り憑かれたように熱かった。傲慢で嫌な男に見えていたが、感動のあまり泣き出しそうにも見える。
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