ロマンスの王様・〈下〉
-truth-
書籍紹介
お前は髪の毛一筋まで俺のものだ
テオドールに脅されたセックスだったのに、心ならずも性技の虜にされてゆくリュウ。まるでリュウはテオドールのものとでもいうように、強く独占されてゆく。だが、いまだリュウの心に残るのは幼馴染みのユーゼフへの想いだ。そんな中、テオドールが、ふとした瞬間見せるユーゼフに似た優しさは、リュウの心に変化をもたらす。封印された真実が明かされるとき、リュウを襲ったものは…? 書き下ろしショートストーリーを収録した、「ロマンスの王様」完結編!
立ち読み
「う…ん…っん…あ…っ」
リュウはテオドールの肩にしがみつき、きつく目を閉じてされるままにその注入を味わった。隠し得ない恍惚が、リュウの顔に浮かぶ。顔を紅く染め、しどけなく開かれた唇からは透明な涎が流れる。
「く…っ」
いつもより少し早く、テオドールがリュウの中で達した。どくん、とテオドールのペニスが、自分の中で躍動するのをリュウは感じる。萎えたそれが引き抜かれてゆく感触にさえ、リュウは身悶えた。
「リュウ…?」
中途半端なままのリュウ自身を愛撫しようとしたテオドールを、リュウが止めた。今日のテオドールは、明らかにいつもと違う。あの嬲るような意地の悪さはなく、リュウが欲しがればいくらでも達かせてくれた。けれどリュウが本当に欲しいのは、甘い愛撫ではなかった。リュウは緩慢に身を起こし、萎えたテオドールの男根を掴む。
テオドールの目が、一瞬驚愕に見開かれた。リュウが、微塵の戸惑いも見せず…、それを口に含んだ。
「ん…く…っ」
たった今自分の中で放たれた精液に濡れたそれを、リュウは音をたててしゃぶった。以前無理やり口に捩じこまれた時とは別人のような大胆さだった。愛しむように、甘く吸いつく。
「…リュウ」
テオドールの掌が、肉棒を口いっぱいに含んだリュウの頬に添えられた。ほどなくテオドールのそれは、再び固く、大きくそそり立つ。
リュウはテオドールの肩にしがみつき、きつく目を閉じてされるままにその注入を味わった。隠し得ない恍惚が、リュウの顔に浮かぶ。顔を紅く染め、しどけなく開かれた唇からは透明な涎が流れる。
「く…っ」
いつもより少し早く、テオドールがリュウの中で達した。どくん、とテオドールのペニスが、自分の中で躍動するのをリュウは感じる。萎えたそれが引き抜かれてゆく感触にさえ、リュウは身悶えた。
「リュウ…?」
中途半端なままのリュウ自身を愛撫しようとしたテオドールを、リュウが止めた。今日のテオドールは、明らかにいつもと違う。あの嬲るような意地の悪さはなく、リュウが欲しがればいくらでも達かせてくれた。けれどリュウが本当に欲しいのは、甘い愛撫ではなかった。リュウは緩慢に身を起こし、萎えたテオドールの男根を掴む。
テオドールの目が、一瞬驚愕に見開かれた。リュウが、微塵の戸惑いも見せず…、それを口に含んだ。
「ん…く…っ」
たった今自分の中で放たれた精液に濡れたそれを、リュウは音をたててしゃぶった。以前無理やり口に捩じこまれた時とは別人のような大胆さだった。愛しむように、甘く吸いつく。
「…リュウ」
テオドールの掌が、肉棒を口いっぱいに含んだリュウの頬に添えられた。ほどなくテオドールのそれは、再び固く、大きくそそり立つ。
おすすめの関連本・電子書籍
- プラチナ文庫
- 書籍詳細