合鍵
書籍紹介
兄さんの全部を俺のものにする
里志は自分より大人っぽい弟の司を苦手にしているが、実の兄弟ではないと知った司に無理やり抱かれてしまう。逃げ出そうとした里志は階段から落ち、記憶を失くしてしまって!?
立ち読み
「嫌だ…っ、司、やめてくれ、頼む…から…っ」
里志は涙で汚れた顔を、シーツに擦りつけるようにして司を振り仰ぎ、懇願する。
けれど、司はその顔を見つめながら、里志の耳元に口を寄せて。
「―――無理だな。だって、俺は里志のことが好きなんだ」
囁くように言った途端、里志は可哀相なほど大きく震えた。
「好きで、好きで…何度こうやって、里志を犯すシーンを想像したかわからない。それが現実になったんだ。やめられるわけがないだろう」
そう言って、司は目の前の耳朶をねっとりと舐めた。
そして、里志の首筋を味わうように、ゆっくりと舌を下方へ滑らせていく。
同時に、二本の指で、柔らかくなってきた肉襞をクチュクチュとこね回す。
「やっ…駄目…っ、も、嫌…だっ」
里志はギュッと目をつぶり、どうにかして逃れようと、何度も首を振り、もがいた。
けれど、司は、髪を振り乱し、突き出した尻をくねらせる里志の嬌態を前に、荒々しく抜き差しを繰り返す。
その瞳が、こみ上げる劣情に耐えかねるように、ゆらりと揺れた。
「もう、あきらめろ」
言って司は、ひとしきり激しく里志を突き上げたあと、ズルッと指を引き抜いた。
その衝撃に、里志は「あぁっ」とのけ反り、乱れたシーツにくずおれた。
「―――あんたの弟は、もうどこにもいない」
里志は涙で汚れた顔を、シーツに擦りつけるようにして司を振り仰ぎ、懇願する。
けれど、司はその顔を見つめながら、里志の耳元に口を寄せて。
「―――無理だな。だって、俺は里志のことが好きなんだ」
囁くように言った途端、里志は可哀相なほど大きく震えた。
「好きで、好きで…何度こうやって、里志を犯すシーンを想像したかわからない。それが現実になったんだ。やめられるわけがないだろう」
そう言って、司は目の前の耳朶をねっとりと舐めた。
そして、里志の首筋を味わうように、ゆっくりと舌を下方へ滑らせていく。
同時に、二本の指で、柔らかくなってきた肉襞をクチュクチュとこね回す。
「やっ…駄目…っ、も、嫌…だっ」
里志はギュッと目をつぶり、どうにかして逃れようと、何度も首を振り、もがいた。
けれど、司は、髪を振り乱し、突き出した尻をくねらせる里志の嬌態を前に、荒々しく抜き差しを繰り返す。
その瞳が、こみ上げる劣情に耐えかねるように、ゆらりと揺れた。
「もう、あきらめろ」
言って司は、ひとしきり激しく里志を突き上げたあと、ズルッと指を引き抜いた。
その衝撃に、里志は「あぁっ」とのけ反り、乱れたシーツにくずおれた。
「―――あんたの弟は、もうどこにもいない」
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