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夜が蘇る

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本価格:533(税抜)

電子書籍価格:--円(税抜)

  • 本販売日:
    2005/08/10
    ISBN:
    978-4-8296-2295-7
書籍紹介

覚悟を決めて、俺と生きろ

情人を亡くし、虚ろな日々を過ごす元警視の探偵・秋津は、極道の久我に口説かれる。「もっと俺を受け入れるんだ。できるだろう?」組み伏せられた秋津は、自分の身体に潜む雌の部分が、逞しい雄を求めて疼き出すのを感じた。けれども、情人を忘れられない。そしてなにより、失う悲しみにはもう耐えられない。必死で拒むが、共に事件を追ううちに、傲慢なくせに優しい久我に心かき乱されて……。悦楽に溺れる夜が今、蘇る──傷を抱えた男たちの、あやうい恋情。
立ち読み
「……強情な野郎だな」
  やれやれというように久我は吐息を吐き、また腰を動かし始めた。秋津は目を閉じ、自分の奥深いところで蠢いている久我の雄を感じていた。
  久しく忘れていた、他人と繋がる感覚――。  最後に羽生と寝たのは、いつだったろうか。羽生が死ぬ、一週間前だったのか。それとも十日前だったのか。
  わからない。思い出せない。あの頃のことは、霞がかかったようにぼんやりとしていて、どの記憶もひどく曖昧なのだ。
  秋津がはっきりと覚えているのは、羽生の最期の場面だけだった。
『お前の……お前の腕の中で、死なせてくれ――』
  苦しげなあの声が、今もまだ耳の奥にこびりついている。羽生の血だらけの身体が瞼の奥に焼きついている。あれほど何度も抱き合った熱い身体が、冷えて硬くなっていく――。
「秋津、苦しいのか?」
  問いかけに目を開けると、久我の深い眼差しがあった。額に落ちた秋津の前髪を掻き上げながら、久我が重ねて囁いてくる。
「そんなに苦しいのか?」
  そんな声で、そんな目で、俺を見ないでくれ。自分の内側から押さえきれない何かが溢れ出してくる。
  そう思った途端、本当に胸の奥から熱いものせり上がってきて、秋津はきつく目を閉じた。
「苦しい……、苦しいんだ……」
  苦しい。胸が。心が。
  お前のその視線が。この温かな腕が――。
  秋津の眦にはいつしか涙がにじんでいた。それに気づいた久我が、透明の雫を自分の唇で奪い取る。
「もうこれ以上、耐えられねぇのか?」
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