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プランタン出版 TOP>閉ざされた常世
「神子は閨においてヤマヒコに隷属するもの」古き因習が支配する寒村で生まれ育った兄弟、楓と昭宇。昭宇は、村の神子に選ばれて以来、自分を冷たく拒絶するようになった異母兄の楓に憤り、昏い情念を募らせていた。そんなふたりの運命は20年に一度の大祭を前に狂い始める。神子と対をなし、その身体を思うがままにできる存在「ヤマヒコ」に昭宇が選ばれたのだ。昂ぶる感情のまま、復讐のように兄を犯す昭宇だが、楓の真実の想いと、自分たちを待つ残酷な村の掟を知って…!?
エロ★★★★★ 近親★★★★
| 発行年月 | 2009年12月発売 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 定価 |
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関連リンク
常磐昭宇 [攻め]
自分を拒絶する楓に、恋情と共に憎しみにも似た感情を抱いていた。しかし、その真意と彼に課せられた悲劇的な運命を知り、楓を救い出そうと画策する。
常磐楓 [受け]
異母弟の昭宇に許されぬ感情を抱いてしまった葛藤から、彼を避け続けていた。だが、自分を激しく求め、真摯な思いをぶつけてくる昭宇に、想いを抑えきれなくなり…?
周りに人がいるという事も忘れ、二人は夢中になって互いを貪る。昭宇の手が楓の柔らかな双丘を掴み、乱暴なほどに揉みしだくと、よけいに感じるのか膝の上で白い身体がくねった。
「は、う、うんっ! あ、あ────、そこっ…!」
知り尽くした弱い部分にぶち当てる。楓は何度も悲鳴じみた嬌声を上げ、身体の奥から昭宇を締め上げてきた。
「く────…っ!」
昭宇もまた奥歯を食い締めながら狭くて熱い肉洞を感じる。
まだ、まだ終わりたくない。終わったら楓がいなくなってしまう。山神に連れていかれてしまう。
けれども彼の中はあまりに心地好く、昭宇はもういくらももたない事を自覚した。激しく突き上げられている楓もせっぱつまった喘ぎを上げ、限界が近い事を訴えている。
ふと、それまでずっと目を閉じていた楓が、ゆっくりと瞼を上げた。苦労して焦点を合わせ、昭宇をその視界におさめようとしているようだった。
「────昭、宇…っ」
楓は今までに見たこともないような表情を浮かべている。いや、そうじゃない。子供の頃はよく見ていた顔だ。彼はいつもこんなふうにして、優しく昭宇を見つめていた。
「────好……き…────」
「!」
楓は、ずっとずっと自分を見てくれていたのだ。それ故に昭宇に対して距離を置き、わざと冷たい態度をとった。一度は他の男のものになった自分を恥じ、また、昭宇がいずれ別の家庭を持つところを見たくなくて。
なのに自分は勝手に傷つき、憎み、まるで復讐のように彼を抱いた。
そうして自分だけの想いを押しつけ、今また彼を一人で逝かせようとしている。
────俺は、馬鹿か。
どうしてもっと早くに気づいてやれなかった。
だが、終わりはもうすぐそこまで来ていた。皮肉にも楓の告白が昭宇の熱を煽り、快楽の果てが迫ってきている。
「好きなんだ。俺だって好きだよ、兄さん────!」