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プランタン出版 TOP>その後の美人はいかが
柴ちゃんの誕生日を祝おうとアパートへやってきた直哉は、そこで堤とはち合わせ──!? 相変わらずなトライアングル状態に、直哉はついにブチ切れる。
甘々★★★★ コメディー★★★
| シリーズ | 美人はいかが | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 発行年月 | 1997年11月発売 | ||||
| 定価 |
|
関連リンク
柴崎和政[受け]
臆病で泣き虫な新任の数学教師。スーツ着てなきゃどこぞのガリ勉中学生かというタイプだが、顔の半分を覆い隠すレンズの分厚い眼鏡の奥には、かなりの美貌が隠されている!?
菅生直哉[攻め]
高校2年。特に喧嘩好きではないが成りゆき上築いてきた武勇伝により、中学の頃は「西中の菅生」と恐れられた。かなりの長身。「柴ちゃん」こと柴崎に惹かれてからは、恋に健気な高校生に変わる。
堤[攻め]
柴崎の同僚教師。担当は同じく数学。サッカー部顧問も務め、生徒からの人気も高い。直哉と柴崎の仲をなにかと邪魔する。
俺も、堤も、考えてみると滑稽なもんだ。あやふやな人に、いいように振り回されて。
しかしまあ、恋なんてどっちにしたってどこかみっともなさのつき纏うもので、思いが深まれば深まるほどに、その無様を無様と感じなくなることなのかも知れないけれど。
──なんちゃって。
昇降口とは反対側のドアから、裏庭に出る。
生い茂った雑草を踏みつけながらぶらぶら行くと、やがて金網に囲まれた四角い檻が見えてくる。
案の定、探す姿はそこにあった。
数学教官室でも花壇でもなければ、ここなのだ。行動範囲は、極めて狭い。
柴ちゃんは檻の戸を開け、鶏の餌をやっている最中らしい。片手に飼料の袋を、もう片方の脇にはピヨコちゃんを抱えている。
ピヨコちゃんっていうのは白いレグホン種の鶏で、去年孵ったばかりの若い雌鳥だ。
卵の頃から面倒を見てきたことから、柴ちゃんはピヨコちゃんにことのほか深い愛着を感じているものらしい。だったら、もう少し考えた名前をつけてやれよって気もするが、なにしろ猫は「にゃん太君」な人だからねえ。
「しーばちゃん」
後ろから呼びかけると、柴ちゃんは振り返ってこちらを見た。
「あ、菅生君」
後ろの檻で、ばたばたと鶏が羽ばたきする。
「よしよし、今餌あげますからねー」