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プランタン出版 TOP>パラノイア幻想
優しかった幼なじみが突然「別人」に豹変した。「同じ顔の別人」に夜ごと凌辱されながら、拒むことのできない和希は……。愛の拘束を描くハードラブロマンス。
キチク★★★★★ せつなさ★★★★
| 発行年月 | 1997年10月発売 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 定価 |
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関連リンク
吉村和希[受け]
小柄で中性的な面差しをしている高校2年生。比較的おだやかでおとなしい。騎士を気取って守ろうとしてくる洋緒にコンプレックスを刺激されていた。バスケ部所属。
須藤洋緒[攻め]
高校2年生。和希の幼馴染みでクラスメイト。長身で大人びた容姿を持つ。向こうっ気が強い率直な性格だったが、伯父の死をきっかけに、冷酷で鬼畜なもう一つの人格が表面化した。
「どんなふうにあいつに見られてるのか、本当に気付いてなかったのか?」
「…えっ?」
和希は拍子抜けしたような声を上げた。あいつ、とは一体だれのことか。
「ああ、そうだろうな。あいつは確かにうまくやってたよ。お前が気付くはずなんてないか」
「な…に、言ってんだよ…洋緒?」
心臓が、ばくばくと早鐘を打ち始めた。洋緒の言うことが、さっぱり理解できない。洋緒はさっきから、「俺のほうが強くなった」だの「完璧になれた」だの、まったく意味不明なことばかり言っている。
和希は必死の面持ちで、洋緒に手を伸ばした。
「洋緒…、やっぱりお前、頭打ったせいで…」
「教えてやろうか? お前の大好きな幼馴染じみの洋緒は、お前のことを友達だなんて思ったことは、一度もねえよ」
「…ふざけんなっ!」
カッとなった和希は、差し伸べた手で洋緒の頬を打とうとしたが、素早く洋緒はその手を掴んだ。和希は振りほどこうとしたが、洋緒は放さない。
揶揄するように言われた洋緒の台詞に、和希は激しい不快感を覚えていた。洋緒を、別の誰かに汚されたような気がしたのだ。
(別の、誰か…?)
自分の胸に過った疑惑に、和希は自分で驚愕する。洋緒は、指が白くなるほどきつく握った和希の手を口元へ引き寄せ、口づけた。
「やめ…っ」