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プランタン出版 TOP>狂おしく恋に堕ちる。
斎と近衛の出会いは最悪だった。「どうせ金めあてだろう」泰洋銀行の後継者・近衛は妹とつきあう斎を侮辱し、その唇を乱暴に奪った。激しく感じながらも、屈辱に震える斎だったが、父の会社が倒産の危機に陥り、さらに近衛の前で膝を折るはめに! 彼が融資提供の条件として要求してきたのは──斎の身体。「犯されるのが似合う顔だ」傲慢な男に嬲られ、狂おしい欲望が斎を苛む。近衛には婚約者がいるのに、金で買われた関係なのに……なぜ、こんなにも心惹かれてしまうのだろう?
エロ★★★★ 泣ける★★★★
| 発行年月 | 2004年01月発売 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 定価 |
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関連リンク
五條近衛 [攻め]
泰洋銀行の後継者。斎の融資提供の申し入れを受けるが、その条件として彼の身体を要求する。傲慢な態度で斎に身体を開かせるが、忙しい斎を気遣う優しい面も。はたして彼の本心は……?
架川斎 [受け]
近衛の妹の恋人(?)。父の会社が倒産の危機に陥り、融資提供の代わりに近衛に抱かれることに! 屈辱的な言葉を浴びせられながらも、身体は与えられる快楽に反応してしまう。
「さあ、言え。この体で誰をたらしこんだんだ」
「誰でもない、し……っ何もしてない…っ」
斎は水音に負けないような声で、ひたすらに訴えるしかない。
鬱血一つで疑われたことより、反論の言葉を聞き入れてもらえないのがつらい。信じるに値しないと、近衛に思われている。
シャワーに打たれながら、斎は身をよじって近衛を振り仰ぎ、泣きたいような気分でしがみつく。その首に腕を回し、爪先立ちになって近衛をかき抱く。肌が粘膜がなつかしいように彼を慕い、その瞬間、もう気持ちをごまかせなくなった。
近衛が好き、だ――。
融資の形に体を奪われ、その卑劣なやり口が腹立たしくて、近衛への想いを抑え込んでいた。反感を糧にずっと否定し続けながらも、心の底では彼のものになることを望んでいた。おそらく、初めて会ったときから。
彼に蔑まれ、想いがかなわないと知っていたからこそ、認めたくなかった。
「――っ…き…っ」
好きだ、と思った途端に気持ちがあふれて唇からこぼれそうになり、奥歯を噛んでのみこんだ。聞こえたはずがないのに、近衛は察したふうに眉をひそめ、荒っぽく斎の腰に腕を回す。
「あんただけだ…っ」
想いをそのまま伝える代わりに、斎は離れたくないように、誓うように吐き出す。シャワーブースに声がこもり、語尾が湿ってかすれた。告白のようだと思っても、こみあげる言葉を抑えられない。
「五條さん、だけ――他の奴なんて、俺は……っ」
近衛は息をのみ、打たれたように体を震わせる。次の瞬間、衝動めいた勢いで、噛みつくように口づけてきた。