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理不尽な恋人

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本価格:571(税抜)

電子書籍価格:--円(税抜)

  • 本販売日:
    2007/02/25
    ISBN:
    978-4-8296-5464-4
書籍紹介

縛ったままで犯ってもいい?

新米編集の有坂翠は、『正体不明』なうえ人気絶大なホラー作家・鷹塔槻也の担当に抜擢された。怖いものが苦手な翠はいやいや鷹塔の家に向かったが、そこで待っていたのはまだ幼さの残る高校生の少年だった。ある時、鷹塔から「作品に詰まって…」と頼りなさげな電話があり、駆けつけた翠は参考のためにとベッドに縛られた。作品のためと我慢していた翠は、優しい笑顔から皮肉な笑みに豹変した鷹塔にゴーカンされてしまった!
立ち読み
「ああ、やっぱりほんとは嫌いなんだ?  この呼び方。そうだろうなと思ったから呼んでみたかったんだけど」
  くすくすと憎たらしく含み笑う。
「だけど、綺麗で、似合ってると思ったのは本当だよ。……翠さんの目って、よく見ると名前の通り、うっすら翠がかってるんだよな」
  やわらかな咽喉声でささやきながら、つと手をさしのべて頬に触れる。
  俺は反射的にびくりと肩をふるわせた。波が立つように、肩から二の腕までの皮膚がざあっとそそけだってゆく。
  動かせない体の中で、かろうじて動く掌だけをきつく握りしめ、体の底からこみ上げる戦慄を俺は必死に押し殺した。……こんな奴に、怯えているところなんて、それこそ死んでも見せたくない。
「ちょっと見、冷たくてキツい感じにも見えるのに、笑うといきなり、すごく優しい色になって――この目がもし、うんと怒ったり、怯えた時には、どんな色になるのかなって考えてた」
  節の長い指先が、まるで絞め具合か、切れ味でも想像しているように、頬から首筋へとゆっくりつたい降りる。ひやりと冷えた指の温度が、押し当てられるナイフの切っ先を連想させた。
「……うんと虐めて、泣き叫ぶくらい追いつめて――この綺麗な翠色の瞳が涙に濡れたら、どんな風になるんだろう、って……」
「…や、め――」
  首筋をなぞる指がシャツの襟に触れる。社内から直行したせいでネクタイもしていない、無防備な胸元から、第一ボタンをぷちりとはずして内側に忍び入る。
  咽喉の付け根にふれた指先に、く、と意図的な力がこもった。
「――っ……!!」
  絶対に目を逸らすものかと思っていたのに、次の瞬間、俺は耐えきれずにぎゅっと目を閉じてしまった。覆いかぶさる人の気配がぐっと近づいて―――……
(殺られる……!!)
  ……ちゅ、っと。
  音にして聞こえるはずのない、かすかな気配と、濡れた火を押しつけたような淡い痛みが首筋に触れた。
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