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移り香

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書籍紹介

手に入らないのならば、いっそ捨ててしまいたい

八島グループ副社長の八島要は、音信不通だったカメラマンの弟・清司を2年ぶりに訪ねた。迷惑顔の清司に、社内の派閥争いを鎮めるため持ち株の譲渡を求めた要は、ヌードを撮らせろと要求される。不遜な態度を見せつつも、追い詰められた自分をぶっきらぼうに慰める弟の真意もわからぬまま、要求を呑んだ要。清司の強い視線に晒されるたび、なぜか胸が奇妙にざわめいて……。
立ち読み
  鏡ごしに、再び目と目が合う。
  知らず知らずに喉がコクリと鳴った。
  あの日、カメラごしに見つめられたときと同じだ。まるで睨みつけるかのように、静かな熱を秘めた眼差し。激しさすら感じるのに、決して揺るがない。
  まるで要のすべてを見透かして、網膜に焼きつけようとするかのような…。
  背後から緩く清司の腕を回されてはいるものの、別にきつく捕らわれているわけではない。
  それでも要はなぜか、清司の腕の中から一歩も動きだせずにいた。
「アンタはまず、その目がいい。どこか潤んだような色をしてるのに、中には強い力がある」
  おかしなことを言い出した清司を不可解に思いつつも、要はまるで魔法にでもかかったかのように、その言葉にじっと耳を傾けていた。
  本当にそんな魅力が自分の中にあるのかどうかはわからない。
  だが真剣なその瞳で『いい』と断言されると、頭から疑うこともできず、要はまじまじと鏡の中の自分を見つめた。
「この首も長くて綺麗だ。もう少し姿勢をよくすれば、もっとよく見えるようになる」
  背後からすっと伸びてきた長い指先が、項のあたりを優しく撫で上げていく。
  清司の手に触れられるのを、あれほど恐れていたのが嘘のようだ。要は自分の首筋をゆっくりと辿っていくその指先を心地よく思いつつも、じっと見つめ続けた。
  清司の指先はやがてだんだんと下へと降りていき、要の着ていたバスローブの紐を軽く引く。結ばれていた紐が落ちた途端、合わせただけのローブはするりとはだけた。
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