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彼に棲む獣

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書籍紹介

喰いたくて、たまらない──

人と交わり、変化する獣をテーマとするものばかり集めた図書館を手伝う千佳也は、無愛想な利用者の凱が気になって仕方がない。ある日、得体の知れない化け物に変貌した知人に襲われ凱に助けられた千佳也は、彼の異能を目の当たりにする。先祖が喰らった獣神のなれの果てが身の内にいると教えられるが、その「獣」は千佳也の匂いに惹かれ、凱の理性をも危うくさせるらしく……。
立ち読み
  それは皮膚の下で、肉の中で、骨の芯でもうねうねとうごめいて、千佳也を苛む。
「ん、……ッ」
  腕や脚で動かれているうちは、まだましだった。
  腹の底をぐるぐるかきまわされると、信じられない感覚が湧きあがってくる。
  牢みたいに陰気な地下室で、しかも他人が一緒にいるときに、こんな気持ちになるなんて、ありえない。
  ――いったい、どうしちゃったんだ。
  あまりにも唐突すぎて、自分でもわけがわからなかった。
  いやらしい夢を見ているみたいに、身体が変な状態になりかけている。
  千佳也は激しくうろたえて、いっそう身を硬くする。
  今は背中を向けているけれど、この狭い部屋には狩生もいるのだ。
  地下室は暗く、ライトはテーブルの上しか照らしていないはずだ。絵に集中している彼は、千佳也がどんな行動をとろうと気にしないだろう。
  だけど千佳也は、自分の身に起こっている異変を、彼には知られたくない。
「……っ」
  地下収蔵庫の中は普段は寒いくらいなのに、今の千佳也は汗をかいていた。
  自分の意志とは関係なく湧きあがってくる興奮を、抑えつけようと意識すればするほど、脈拍が速まっていく。
  緊張のあまり噴き出した汗が首筋を伝い落ちる。
  身体の中でうごめくものは、幾度か肌の外に引きあげていこうとして、また戻ってくるような、予測のつかない動きで千佳也を翻弄する。
  ――やめて。
  なにに対して訴えたいのか、よくわからないまま、心の中で繰り返す。
「っ……」
  ――やめて、やめて、今ここで、そんなことをするのは。
  肉の奥のほうに溜まっていたそれは、千佳也の恐れていた場所に、じわじわと集まってきた。そして性器の根元を嬲り始める。
  からみつく何本もの指に強弱をつけて、そこを弄られているようだった。
「……ッ、っあ」
  ついに身のわななきをこらえきれなくなって、口を覆った手の端から、変な声が洩れてしまう。
  羞恥で頬が熱くなり、泣き出したくなる。
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