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恋の依頼

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書籍紹介

好きなんだから、心配くらいさせてよ。

見知らぬ男に拉致されかけた大学生・双葉。助けを求め駆けこんだ探偵事務所の主・北村に事件の調査を依頼したことから、彼との同居が始まる。慣れない生活に戸惑う双葉だが、探偵と依頼人という関係を越え、自分を守ってくれる北村に惹かれていくように。--でも、契約が終了すれば、彼とのつながりも終わる。切ない想いで限られた時間を過ごす双葉を、新たな危機が襲い…!?
立ち読み
「ごめんな……」
  黙り込む双葉になにを思ったのか、北村はもう一度謝った。
「北村さんが、謝ることじゃないです……」
  涙を堪えているせいで声が掠れる。それに気づかれまいと、双葉は懸命に声を振り絞った。
「謝るのは俺のほうです。こんなことになってしまって、本当にごめんなさい……」
「双葉は謝らなくていいんだ」
「そんなわけないです。俺が北村さんを巻き込んだのに」
「俺は巻き込まれたなんて思ってないって言っただろ」
  北村はそう言うが、双葉が彼を巻き込んだのは紛れもない事実だ。
  双葉を一言も責めないのは彼の優しさだとわかっているが、これ以上は優しくされても辛いだけだ。もう、北村の傍にはいられない。
「今まで、ありがとうございました。あとは、俺が自分でどうにかします」
「双葉……」
  北村は驚いたように顔を上げた。
「お金は明日渡します。それから、あの人達に会ってみます。俺に用があるだけなら、もう北村さんの事務所にあの人達が行くこともないだろうし」
「だめだ。あいつらの目的もわからないのに、そんなことはさせられない」
  強い口調で、咎めるように北村は言った。
  顔も見たくないと思っているはずなのに、それでもまだ、双葉を引き止めようというのだろうか。
  その優しさが余計に悲しくて、泣いてしまわないように、双葉は強く掌を握った。
「もういいんです。これ以上、北村さんに迷惑はかけられません」
「おまえのことを迷惑だと思ったことは一度もない」
  双葉をまっすぐに見つめ、北村はきっぱりと言った。まるでそれが真実であるかのように。
  そんなはずがないのに、彼の目を見ると、信じてしまいたくなる。
  また同じことを繰り返してしまう前に、双葉は自分から彼を突き放した。
「本当のことを言ってください。俺のことが迷惑で、顔も見たくないって。一緒にいたくないなら、はっきりそう言えばいいじゃないですか……っ」
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